原発性免疫不全症(PID)とは?

原発性免疫不全症は、うまれつき、病原体(細菌、ウイルス、かび、むし)の排除に必要な免疫系になんらかの問題のある病気の総称です。 まれなものですが、最近では、400種類以上の疾患がわかっており、 人口の1000〜1万人に1例程度とされていますので、日本に1万〜10万例以上と考えられます。中には、非常に重篤な病型もあり、適切な治療がなされないと、命に関わる重症感染や生活に支障を来す障害を残す危険もあります。また、予防接種(生ワクチン)で、重篤な副作用を来したり、不活化ワクチンが無効であったりすることもあるので、早期診断が何よりも大事です。ただ全てのPIDが新生児スクリーニングできるわけではありません。

原発性免疫不全症を疑う10の徴候

事務局
一般社団法人日本免疫不全・自己炎症学会事務局

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